以前から取材されたり、情報をもらったり…。ふとした縁で、月刊の実話誌にも記事を書いてもらっている、田口宏睦さんの新刊です。鹿砦社から本体1400円+税です。

暴排とジャーナリズムを考えるうえで、とても参考になる本です。
えっ? こんな人が…。というインタビューも、とてもわかりやすく、かつ面白くまとまっています。
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今年に入ってからの「國の子演説会」は、荒れ模様。

まだ「春の芽吹き」という感じでもないけれど、変な人によくからまれる。

別に演説会のスタイルを変えたわけではないのだけれど…。

23日の演説会は、福島の子供たちを疎開させよ! 命をまもれという趣旨のデモ隊とバッティングした。いつもの演説会の場所が、デモの出発・解散地点となっていた。

うちの副長は東日本大震災のあとすぐから、政府に対し「福島の子供たちの緊急疎開」を訴え、要請行動を行い続けている。

そんなこともあって、デモ前の集会が終わるまではこちらも音を出すのをやめると、先方の主催者と話し合いをして決めた。

福島から参加の人も多いという。

途中、♪ポンポコリン! だなんだと歌がはじまった時は唖然としたけど…。

自らの強い主張をしながらも、現在、命がけで原発事故の収束にむけ作業をする人々に思いを寄せることも出来る、そんなバランス感覚のある人もいた。

集会も終わり、デモも出発しようという段階になったので、私が開会の挨拶をして演説会をはじめる。

ところが、国歌斉唱の段になると、デモ隊の中から鐘を鳴らし出す者、君が代やめろ! の声を上げる者が続発。

主催者との話し合いは、いったいなんだったのでしょう。

演説会中にデモ隊が戻ってくると、またすぐさま集会をはじめる始末。
もちろん、閉会時の国歌斉唱中も集会の大きな声が鳴り響く。

先方の主催者は平謝りだけど、デモ参加者の統制もとれないのであれば、その資格はないでしょう。

なにか、向こうと同じレベルに落ちてしまうのは嫌だなと思いつつも、最後は『民族の歌』を大音量でおみまいし、集会を妨害して差し上げた。

「集会中だから音を下げろ!」と言ってきた男には本気で殴りかかりそうになったけど…。

その間も平謝りであった主催者はとうとう

「もっとそちらの音量上げちゃって下さい」だって。

なんとなく、人見仁君の苦悩がわかった気がする。

「反」でも「脱」でもいいけれど、そのリーダーはまず「原発」の前に、行儀の悪い参加者を無くしたほうがいいんじゃないか。

純粋な気持ちでデモに参加する人たちの、心が離れて行くと思うよ。
沖縄在住の写真家・石川真生さんの作品展「写真家 石川真生ー沖縄を撮る」(横浜市民ギャラリーあざみ野)を観る。

一昨年刊行された、石川真生さんの写真作品集『日の丸を視る目』 (Click!) 
には、その一コマに私が新宿で演説する姿を載せていただいている。

当時、蜷川正大さんからご紹介をいただき、石川さんといろいろなことを話した。思想なんてものは人の数だけあるからどうでもいい。合う話しも、相容れない話しもある。けれどもとても楽しい時間だった。

撮影は4年くらいの前のこと。

私は演説で沖縄のことを取り上げ、それを沖縄の石川さんが撮影した。けっこうスリリングな体験だった。

写真は、石川さんの心の眼に写った私が切り取られている。

その昔、○○を殺せ!と司令が出ていたような人も、その写真集に取り上げられることに若干の葛藤が無かったわけではないが、いまは取り上げていただいたことに感謝している。

それを見る者が、石川さんの心の眼が切り取ったものを、どう感じるかだけなのだから。

今回はその沖縄で、70年代の中頃を逞しく生きた女たちが主役の写真たちだ。

初の黒人大統領が誕生はしたが、いまだに人種差別という病から抜け出せずにいるアメリカ。

それは当時の嘉手納基地の軍人たちにとって、もっともっと強烈なものだった。
白人と黒人の遊び場も完全に分離されていた。それぞれがテリトリーを侵せば、血の雨が降る。

石川さんが飛び込んで写真を撮ったのは、黒人街であるコザ(現沖縄市)照屋だ。

ベトナム戦争に倦んだ黒人米兵とそれを優しく包み込む沖縄の女たち。
カシアス・クレイが言った「ベトコンは俺達をニガーとは呼ばない」なんて言葉が浮かんだり…。
三線の音色ではなく、マリーナ・ショーが私のアタマの中で鳴っていた。

きっとブラックパンサーがいただろうし、キング牧師を、マルコムXを崇拝する軍人もいたろう。

写真には写らないところで、沖縄の男たちが「琉球独立」なんて話し合っていたら…。
武器は、基地から奪うんだ! なんてね。本当にワクワクする。

真冬の展覧会だけれど、なにか生あたたかい薄い水の膜が体に張り付く、そんな沖縄の暑い夏の夜を思い出した。

私が書いてみたいテーマの、その現実が熱く生々しく、時にユーモラスに映し出されていた。

観に行くことが出来て、良かった。
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横浜市民ギャラリーあざみ野
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1.私が撮したいまの照屋
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2.黒人米兵が熱い一夜を過ごした…
アン・ハサウェイって、可愛いな。『プラダを着た悪魔』は何回も観ている。共演していたメリル・ストリープは、『ソフィーの選択』での演技が好きだ。最近演じたサッチャーも良かった。

これは最初に字幕がないものを観た。

私の英語の勉強は、Malcolm Xの演説とそのリライト本だけ。偏っている。

ゆえに、サッチャーの映画は、チンプンカンプンだった。日本公開に合わせてすぐ見直して、やはり英語の理解力のなさを痛感した。リュックベッソンのスーチーさんの映画も同様だった。

しかし、いまから駅前留学もな…。

ニューヨークに住んで「反米闘争」だよ。これなら本物だ! なんて身内には言っているけど、みんなは「どうせNBAのシーズンチケットを買って、ニューヨーク生活をエンジョイするんだろう」と思っているようだ。それもいい、楽しそうだ。

でも、ニューヨークで演説中に暗殺されるっていうのも、なかなかいい死に方だ。
その前に、アメリカには入れてもらえないだろうけれど…。

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今日は2月26日。2・26事件から77年である。
どこかのエセ宮司の家のガラスが割られてから8年(これは余談)。

例年のとおり、渋谷の慰霊碑の前で行われた慰霊祭に参列した。
この運動に入る前後には、2・26関係の本をむさぼり読んだが、いまはあまり触れていない。

青年将校の決起の是非、それをあげつらう資格など無いし、死をもってその責をまっとうした人々を否定する理由もない。

ただその思想と、現実のギャップに苦しんでいるだけである。

昨日、栃木県北部で大きな地震が頻発した。
東北を忘れていないか? という警鐘のようが気がした。

2・26蹶起将校の中には、東北農村の困窮を背景に立った人々が多い。
そしていま、まさに東北は…。

三上卓先生の
「天の怒りか地の声か そもただならぬ響あり
民永劫の眠りより 醒めよ日本の朝ぼらけ」

が、心に突き刺さる日である。
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